Shimo Concert “MONI 2022”

2004年ごろだったか、

まだウクレレの仕事をする前

ウクレレにちょっと興味が出てきた頃によく読んでいたこの本

 

 

MartinやKamakaはおろか、

ソプラノやコンサートなどサイズもよく分かってない青年が、

その中に載っていたあるウクレレに心を奪われたのでした

 

 

それは志茂さんの作られたMONIというウクレレ

自分の感性に共鳴する部分をものすごく感じたのを覚えています

 

そして並んでいる他の志茂さんの作品もそうですが、

ウクレレってこんな自由なんだ!

と強烈に思ったのを思い出します

 

今思えばこの世界に入るきっかけの一つだったのかもしれません

 

 

時をこえ2022年

 

 

いつか志茂さんにMONIを作ってほしいと思い続けてきたわけですが

そんな夢がついに実現しました

 

Shimo Concert "MONI 2022"

 

 

志茂 崇弘氏によるMONI 2022

 

ボディ通常は型を使って成形するのが一般的ですが、

MONIは型を使わず成形するので、左右が非対称に

 

これがあの独特なフォルムを生み出しており、そして同じフォルムは存在しません

 

当然ながら当時の作品とも形状は異なりますが、でもやっぱりMONI

ヘッドのインレイをはじめ、MONIならではの特徴が随所に

 

左右非対称のボディシェイプ 2022版は美しい杢のハワイアンコアボディに 380mmスケールのコンサートサイズ カッタウェイボディでハイポジションの演奏性も良好です

 

 

パーフリングとロゼッタには白蝶貝 ローズウッドのウッドバインディング 指板とブリッジはローズウッド 形状も非常にユニークです

 

 

MONI(ハワイ語でツバメ)のインレイ この遊び心が志茂さんの作品の特徴ですね

 

 

ボディ内部の手描きのラベルも最高 サウンドホールの形状にも注目です

 

 

R指板の採用により演奏性も抜群

 

 

美しい杢のハワイアンコアネック ゴトー UPTペグ

 

 

ヒール部分まで覆われた美しいバック サイドの木目も非常に美しいですね

 

 

 

いい音です

身体にしっかりフィットし抱え心地も抜群

 

 

 

先ほどの本には志茂さんのインタビューも掲載されており

 

" 作るときの基本は自分の感覚を大事にすることです

自分の音を信じて作れば、

自分の音になります "

 

とおっしゃているのですが、まさにその通りの音

これぞShimo ウクレレ、と言えるような素晴らしい一本に仕上がっております

 

 

同じ物は存在しない、Shimoならではの個性あふれるウクレレ

是非一度お試しくださいませ

 

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