Kamaka

ハワイ・オアフ島で製作するウクレレメーカー・Kamaka。
ウクレレといえばKamaka、と言っても過言ではないほどのトップブランドですね。
Jakeを始め多くのプレイヤーがその音に魅了されています。

そんなKamaka。
創業から100年以上の歴史を誇るわけですが、年代により仕様が異なります。
今回は定番のHF-1ソプラノでその違いをご紹介したいと思います。

左:Gold Label 1960's 中:White Label 1990's 右:現行モデル

年代ごとに並べると面白いですねぇ〜
全てソプラノサイズ、スケールはほぼ同じで344〜345mmですが、
こうしてみると現行モデルのボディの大きさに気づきます。
ボディのシェイプ、ヘッドや指板の形状、ロゴマーク、フレット数、ナットやサドルの材などなどかなり変遷しています。

Gold Labelはヘッドが丸くすっきりとしたシェイプ。ロゴもデカールで線も細め。ナットにはローズウッドを使用してるのもこの年代の特徴ですね。

White Labelは逆に先端がやや尖ったシェイプに。ロゴのデカールもやや太くなってます。(ペグはオリジナルではなく最新のゴトーUPTに交換されてます。)

現行モデルはロゴに貝が使用され高級感が出ています。ペグもゴトーUPTが標準装備されチューニングも非常に快適です。

White Labelのボディはギターのドレッドノートのような肩が張ったシェイプに。Gold Labelはボディのコア材が1ピースで使われています。現行品はフレットが16Fに増え、演奏のスタイルが変わってきたことも影響していると思います。

その名の通りGold Label。年代によってツヤあり・なしなどがありますがこちらは、あり。

こちらもそのまま、White Label。

現行モデルは100周年モデルからモダンなデザインになりましたね。ボディシェイプなども含め、デザインが非常に洗練されています。シンプルながらもKamakaが人気なのはこういったところも大きいような気がします。

現行モデルはカラッとしつつも、深みのある感じが特徴。対してGold&White Labelはカラカラッとした軽さが特徴です。

音も外観も、それぞれに良さがありどれが一番とは言えませんが、共通して言えるのはどの年代もその時代時代のニーズに合わせて製作していたことがわかるような気がします。
今も昔も、人気に奢らず謙虚にウクレレを作り続けているのかなぁと思ったりしますね。
勝手な推測ですが。(笑)

やはりKamakaはすごい。ずっと昔から凄かった。

この3本は店頭にて展示中ですので是非一度比べてみてください。

オンラインショップにも掲載中です↓
Gold Label 1960's
https://quietvillage.jp/item/6099/#50067

White Label 1990's
https://quietvillage.jp/item/6286/#10356

現行モデル
https://quietvillage.jp/item/6053/#10313