ウクレレの保管について

 

年明けからやっと本格的な冬になりましたね

 

寒さと共に急激に空気も乾燥しだし、

人間はもちろん、ウクレレにとっても過酷なシーズンが到来です

 

 

普段はケースから出してそのまま壁にかけてる方も

この乾燥が強い時期だけはケースに入れて保管、をおすすめしていますが、

湿度計を使い、保管する場所の湿度がどの程度なのか把握しておく

ということも保管において大事なポイントだと思います

 

 

ウクレレに最適な湿度は50%前後(40~60%の範囲内)

40%以下の乾燥が進むと

フレットのバリ(指板サイドからフレット端が飛び出た状態)が出たりしますが、

もしそのような状態になる場合は、

その保管場所は乾燥しているということです

 

乾燥が進むとどうなるか

弦高が下がり楽器の鳴りに影響がでます

弾き心地にも影響がありますし、下がり過ぎればビビリが出る場合も

さらに乾燥が進めば、

表板が割れてしまうことも、、

 

保管が気になる方は、まずは湿度計です

 

普段楽器を保管している場所がどの程度の湿度なのか確認し

必要であればお部屋に加湿器を入れたり

ケースに入れる湿度調整グッズを使ったりと

湿度を測ることでどのよう保管すれば良いかの目安になるとおもいます

 

エアコンなど暖房器具の風が直接当たるところも極端に乾燥しますので

保管には適しません

ケースに入れたとしても、直接風が当たるところには置かないようにしましょう

 

 

湿度調整グッズは店頭に何種類か用意していますので

気になる方はお気軽にご相談くださいね

 

 

色々気をつかうこともありますが

木製品ゆえ、

季節によって多少のコンディションの変化は仕方ないことでもあります

ちゃんと保管していても

音が変わったり、弾き心地が変わったりすることもありますが

そんな変化もアコースティック楽器の魅力の1つだと思います

 

 

改めて大事だなと思うのは、日頃からウクレレを弾くこと

 

花に水をあげるように

ウクレレは弾いてあげることが何よりの栄養

コンディションの確認もかねて、冬こそたくさんウクレレを弾きましょう

きっといい音に育っていくはずです